成巽閣は、石川県金沢市兼六町にある歴史的建造物で、国の重要文化財に指定されています。
成巽閣は、江戸時代に、藩主の母の隠居処として作られ、ギヤマンや彫刻絵など、当時の先端技術が色々な場所に詰め込まれています。
自分も2回成巽閣を訪問していますが、これまで見たことがないくらい豪勢な建物でした。特に、女性の観光客が多い印象です。
以下に、成巽閣について、成巽閣の造り、庭園について、紹介しています。
成巽閣の営業時間・料金などは、基本情報に記載しています。
成巽閣について
成巽閣は、石川県金沢市兼六町にある歴史的建造物で、国の重要文化財に指定されています。
成巽閣は、兼六園の隣にあり、加賀藩にゆかりのある金沢の観光スポットです。
成巽閣は、1863年（文久3年）、第13代藩主斉泰（なりやす）の母、真龍院（しんりゅういん）の隠居処として作られ、当時は、巽御殿（たつみごてん）と呼ばれていました。
成巽閣の部屋や廊下には、金箔の壁、鳥が描かれたオランダからのギヤマン、鮎・貝・亀が描かれた障子の腰板など、当時の芸術と先端技術が詰め込まれています。
また、謁見の間（えっけんのま）には、金沢の有名な彫刻の職人、武田友月（たけだゆうげつ）が、1枚板に彫った鮮やかな彫刻絵があります。
館内は、庭園以外は、写真撮影が禁止されています。
成巽閣の造り
成巽閣の造りは、武家書院造り（武家屋敷風）で、2階は、数奇屋風書院造り（茶室風）になっています。
成巽閣の庭園
成巽閣の庭園「飛鶴庭（ひかくてい）」は、国の名勝に指定されています。
庭園には川が流れ、手入れされた木・草花・苔がとても美しく、静かで優雅な一時を過ごすことができます。
成巽閣の営業時間と料金
成巽閣の営業時間は、9:00～17：00（入館16:30まで）で、定休日は、毎週水曜日（祝日の場合は、翌日が休み）です。
成巽閣の料金は、下記のとおりです。団体は、20名以上からです。
- 大人・大学生：700円（団体600円）
- 中高校生：300円（団体250円）
- 小学生：250円（団体200円）
成巽閣は、料金が割引になる「兼六園ぷらす1」チケットの対象です。
「兼六園ぷらす1」は、兼六園ともう１つの観光スポットを利用する場合に、料金が割引になるチケットです。
※「兼六園ぷらす1」は、下記別ページに記載しています。
成巽閣の基本情報
【住所】石川県金沢市兼六町1番2号
【連絡先】076-221-0580
【営業時間】9:00～17：00（入館16:30まで）
【定休日】毎週水曜日（祝日の場合は、翌日が休み）
【料金】
大人・大学生：700円（団体600円）
中高校生：300円（団体250円）
小学生：250円（団体200円）
※成巽閣は、「兼六園プラス１」チケットの対象外です。
【アクセス】「県立美術館・成巽閣バス停」から徒歩1分
【駐車場】兼六園上パーキングから徒歩2分
成巽閣の地図
参考文献：
・村上貢、宇佐美孝 「兼六園」（北國新聞社、2013）
・成巽閣
http://www.seisonkaku.com/index.html（参照：2019/6/9）
成巽閣・訪問日:2018年10月30日、11月25日
作成日：2019年6月9日
更新日：2019年8月29日
更新日：2019年9月8日