兼六園の横にある産業工芸館「女性におすすめのスポット」

石川県立伝統産業工芸館

きょうは、兼六園の横にある産業工芸館「女性におすすめのスポット」、についてです。

兼六園のとなりにある、産業工芸館は、正式には、石川県立伝統産業工芸館といって、石川県のむかしながらの工芸品を展示しているところです。


2018年11月24日に撮った、工芸館のなかの様子です。

兼六園は、ちょうど、紅葉のピークをむかえていた日で、ものすごい人がいたのですが、この工芸館は、まばらに人がいる感じ、でも人は絶えない感じでした。

※2018年の兼六園の紅葉については、こちらにまとめています。
【第38回】2018年の兼六園の紅葉まとめ「見頃は11月25日まで」

これまで、2回ほど、この兼六園よこの工芸館に来ていますが、どちらかというと、女性の観光客がおおい印象です。

兼六園となりの工芸館に、どんなものが展示されているかというと、たとえば、

  • 九谷焼(くたにやき)
  • 輪島塗(わじまぬり)
  • 加賀友禅(かがゆうぜん)
  • 加賀ぬい(かがぬい)
  • 金沢箔(かなざわはく)

などです。

あざやかな色絵がとくちょう的な「くたに焼」や、落ち着いた気品のある「加賀ゆうぜん」などは、どこかで聞いたことがある、かもしれませんね。

兼六園よこの工芸館の展示スペースは、2部屋あって、さほど広くないところに、36の種類の工芸品が、展示されています。

では、兼六園の横にある産業工芸館「女性におすすめのスポット」、についてくわしく見ていきたいと思います。

兼六園となりの産業工芸館

産業工芸館について

工芸館について
石川県立伝統産業工芸館は、兼六園の小立野口のとなりにあります。

兼六園の園内から、工芸館にも行けるし、工芸館から入って、兼六園に入場することもできます。

工芸館の建物は、1階、2階があり、1階には、受付や工芸品のお店が入っていて、2階は、展示スペースになっています。

展示スペースは、さほど広くなく、イメージとしては、美術館のいくつかある、部屋の1部屋みたいな感じでしょうか。

工芸館の1階受付
この写真は、兼六園よこの工芸館の1階にある、受付ふきんを撮ったものです。

2018年11月24日(土)、数人が、工芸品を見たり、買ったりしてました。

工芸館のなかは、写真のとおり、新しくて、モダンな感じです。

工芸館は、1階は無料、2階は有料で、料金は下記のとおりです。

  • 大人(18才以上) 260円(団体200円)
  • 大人(65才以上) 200円(団体200円)
  • 子供(17才以下) 100円(団体80円)
  • 6才以下は、無料です。

兼六園と工芸館の両方を利用するばあいは、「兼六園ぷらす1」チケットがあって、料金は500円になります。
兼六園とのセット料金「兼六園ぷらす1」については、下記のブログに書いています。
【第39回】兼六園の料金をシミュレーション解説(家族4人820円)

産業工芸館で見れる工芸品

産業工芸館で見れる工芸品
兼六園となりの石川県立産業工芸館では、石川県にむかしからある伝統的な、工芸品が展示されています。

合計36種類の工芸品が、それぞれ3~5品くらい、正解な数はわかりませんが、totalで100以上の工芸品を見ることができます。

先日、工芸館に行ったときは、30代前半くらいの女性と、連れられた男性が、説明書きを見ながら、一つ一つ熱心に見ていました。

36種類の工芸館のなかには、国が伝統的な工芸品として、認めているものが10あり、下記が当てはまります。

  • 加賀ぬい
  • 加賀ゆうぜん
  • くたに焼
  • わじま塗
  • やまなか漆器
  • 牛首つむぎ
  • かなざわ漆器
  • かなざわ箔
  • かなざわ仏壇
  • ななお仏壇

36種類の工芸館のうち、石川県が指定している工芸館は、下記の6つです。

  • きり工芸
  • ひのき細工
  • みかわ仏壇
  • 加賀けばり
  • 和紙
  • すず焼

現代では、ほとんど担い手がいなくなり、わずかに作られている工芸品は、下記の20つです。

  • かなざわ表具
  • てなっせん型彫刻
  • おおひ焼
  • 加賀さお
  • たけ細工
  • 加賀水ざいく
  • 茶の湯がま
  • つるぎ打刃物
  • のと上布
  • 加賀ぞうがん
  • つるぎ打刃物
  • 七尾和ろうそく
  • のと花火
  • どら
  • 加賀ちょうちん
  • 郷土おもちゃ
  • さんげん
  • たいこ
  • 加賀獅子頭
  • かなざわ和傘

伝統工芸品がのこっている理由

工芸品が残っている理由

石川県は、おもに、2つの歴史的な文化の影響を受けていて、その2つとは、

  • 一向一揆(いっこういっき)
  • 加賀100万石

です。

一つ目の、一向一揆(いっこういっき)は、戦国じだいの、浄土真宗本願寺の信者による、権力への反対うんどうです。

石川県は、「一揆のくに」と言われていて、織田信長(おだのぶなが)に、さいごまで抵抗したのが、石川県の信者でした。

石川県には、お年寄り世代を中心に、いまでも仏教の信仰に熱心だと言われていて、一向一揆のえいきょうも強く残り、金沢にある寺町という地域には、70もの寺院がならんでいます。

二つ目は、江戸時代に、日本でいちばん大きな藩で、いわゆる加賀百万石と言われる、加賀藩の影響です。

加賀藩のきそをつくった、前田利家(まえだとしいえ)は、織田信長につかえ、そのあとの秀吉のじだいには、徳川家康とならんで、5大老という高い地位にいました。

徳川幕府になってからは、102万石となり、日本全国の大名のなかで、いちばんおおきな藩になり、京都にあった天皇家とのつながりもふかく、地理的にもちかい、京都のはなやかな文化が入り込みます。

また、第二次世界大戦で、空爆の被害がもっとも少なかった、日本全国の中でまれな場所ということもあり、江戸時代からつづく、はやなかな文化がそのまま残った、というのもおおくの伝統的な工芸品がのこっている、一つの理由です。

代表的な工芸品について

輪島塗(わじまぬり)
こんかいは、兼六園よこの産業工芸館に展示されいてる、代表的な4つの展示品について、簡単に紹介したいと思います。

加賀ぬい

加賀ぬい
伝統工芸館のいちばん入口にあるのが、加賀ぬいで、女性がすきそうな、キレイでかわいらしい感じが、特徴的な工芸品です。

加賀ぬいは、刺繍(ししゅう)のことです。

加賀ぬいは、もともと、仏教が石川地方につたわった室町時代に、のちに一向一揆につながっていくのですが、繍仏(しゅうぶつ)としてはじまったもので、繍仏(しゅうぶつ)とは、ほとけ様の姿を、糸で表したものです。

金や銀をふくむ、100種類もの糸をつかい、藩主の羽織(はおり)や、奥方さまの着物、などに加賀ぬいが使われていたようです。

加賀友禅(かがゆうぜん)

加賀友禅(かがゆうぜん)
産業工芸館に展示されているもののなかで、もっとも有名な工芸品の一つが、加賀友禅(かがゆうぜん)です。

友禅(ゆうぜん)とは、布に模様を染める技法のひとつで、金沢生まれの有名な絵師で、加賀友禅をつくった、宮崎友禅(みやざきゆうぜん)のなまえから付けられたものです

加賀五彩といわれる、

  • 藍(あい)
  • 臙脂(えんじ)
  • 黄土
  • 古代紫

の5つの色をつかい、落ち着いた気品がある、のが特徴です。

九谷焼(くたにやき)

九谷焼(くたにやき)
九谷焼(くたにやき)も、産業工芸館のなかで、もっとも知名度がある工芸品のうちの一つです。

九谷焼は、後藤才次郎(ごとうさいじろう)が、加賀藩の命令によって、九谷村(石川県加賀市)で開壺したのがはじまりです。

九谷焼は、青、緑、黄などの濃い色を主につかった、あざやかな色使いが特徴的です。

金沢箔(かなざわはく)

金沢箔(かなざわはく)
金沢箔は、産業工芸館のなかで、いちばん華やかな展示品です。

金沢箔は、金箔(きんぱく)のことで、現在、日本にある金箔は、ほぼ100%、この金沢でつくられています。
箔(はく)は、金合金を薄くたたいて、伸ばしたものです。

江戸時代には、幕府があった江戸や、天皇家があった京都いがいでの金箔つくりは、制限されていたのですが、加賀藩では、こっそり作っていたようです。

職人のてまひまをかけて作られた金沢箔は、品質がたかく、美しいのが、特徴的です。

まとめ

まとめ
きょうは、兼六園の横にある産業工芸館「女性におすすめのスポット」、について見てきました。

兼六園となりの工芸館についてのまとめは、下記のとおりです。

  • 工芸館は、兼六園の小立野口のとなりにある
  • 正式ななまえは、石川県立伝統産業工芸館
  • 料金は、おとな1名260円
  • 兼六園もりようしたばあいは、500円
  • 石川県のむかしながらの工芸品が展示されている
  • 36種類の工芸品が展示されている
  • 36種類のうち、国で指定されているのは10つ
  • 36種類のうち、石川県で指定されているは6つ
  • のこりの、20つは、わずかに生産されている


石川県立伝統産業工芸館には、12台停められる駐車場があります。

この動画は、工芸館の駐車場のようすを撮ったものですが、工芸館のすぐ目のまえにあって、兼六園の小立野口もすぐよこにあります。

もちろん、工芸館の駐車場をりようするけど、工芸館にはいらずに、そのまま兼六園にいくというのは、NGですが、工芸館にも行きたい、兼六園にも行きたい、というばあいには、とても便利な駐車場です。

たとえば、石川県立美術館にも、専用のパーキングがあるのですが、石川県立美術館をみたあと、兼六園にも行きたいばあいには、「美術館の駐車場からは一旦出る」、のがルールだそうです。

工芸館のばあいには、工芸館を利用したあと、車を停めたままで、そのまま兼六園を利用するのはOKとのことです。

いちおう、工芸館に電話して確認とったので、間違いないです。

ぜひ、兼六園と合わせて、石川県立伝統産業工芸館をりようしてみてくださいね。

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