戸室石

戸室石は、金沢城公園の石垣や、兼六園の虹橋・雁行橋など、様々な場所で使われている石です。

戸室石には、青みがかった青戸室石、赤みを帯びた赤戸室石があります。

戸室石は、石質が柔らかく、加工しやすいのが特徴です。

戸室石が採れる場所は、金沢城公園から、約11キロのところにある戸室山(とむろやま)付近です。

戸室石は、安山岩の一つで、戸室山や、その先にある医王山(いおうぜん)付近から、採ることができます。

石川県金沢城調査研究所による調査によると、戸室石を採った跡が、1,300箇所以上もあったそうです。

車などがなかった江戸時代には、山から採った戸室石を、多くの人と地車(じぐるま)を使い、運びました。

当時、戸室石を運んだルートは、「石引」という地名で、今でも残っています。

作品日:2019年6月20日

参考文献:
・北國新聞社出版局 「平成金沢城」(北國新聞社、2015)