
金沢の歴史スポット「加賀本多博物館」は、加賀八家の一つだった、本多家の武具や書物、壺などが、展示されている観光スポットです。
本多家の初代は、政重で、徳川家康の家臣だった、本多正信の次男で、1611(慶長16)年、加賀藩に仕え、藩内で大きな役割を果たしました。
加賀本多博物館の見どころの一つは、政重所有の鎧(よろい)、兜(かぶと)、刀、槍、弓、薙刀(なぎなた)などが見れることです。
私も、加賀本多博物館に、2回訪問したことがあるのですが、たくさんの武具があり、矢・矢立箱・馬具など見たことがないものが、いくつもありました。
加賀藩の歴史に興味がある人や、戦国時代の武具が好きな人にとっては、楽しめる歴史観光スポットです。
加賀本多博物館の営業時間や料金などは、基本情報に記載しています。
加賀本多博物館について
加賀本多博物館は、加賀八家(かがはっか)の一つだった、本多家の武具や書物、壺などが、展示されている歴史観光スポットです。
加賀本多博物館には、本多家の初代・政重(まさしげ)が所有していた、鎧(よろい)、兜(かぶと)、刀、槍などの武具や、本多家に関連する書物なとが、保管・展示されています。
加賀本多博物館は、赤レンガ建物内にあり、石川県立歴史博物館の隣の棟に、入館しています。
料金は、一般400円、大学生300円です。石川県立歴史博物館との共通券もあります。
加賀本多博物館の展示スペースは、さほど大きくないので、30分もあれば、観光できると思います。
本多家について
本多家の初代は、政重で、徳川家康の家臣だった、本多正信(まさのぶ)の次男です。
政重は、関ヶ原の戦いでは、宇喜田秀家(うきたひでいえ)の家臣として活躍し、その後、加賀初代藩主・前田利長(としなが)に仕えたものの、加賀藩を離れます。
1604(慶長9)年、政重は、上杉景勝(かげかつ)の重臣・直江兼続(なおえかねつぐ)の養子になります。
その後、1611(慶長16)年、加賀藩に戻り、重要な政策に関わるなど大きな役割を果たしました。
加賀藩には、加賀八家(かがはっか)と呼ばれた、石高が、1万石以上の8つの家がありました。
加賀八家は、加賀藩の年寄(行政における最高権力)だった8つの家のことです。
本多家は、最も石高が多い5万石で、平時は藩内の政務を統括し、戦時には軍団の長となり、藩内で最も地位が高い家でした。
ちなみに、加賀八家の石高は、下記のとおりです。
本多家(5万石)、長家(3万3千石)、横山家(3万石)、前田家(1万8千石)、奥村家(1万7千石)、村井家(約1万7千石)、奥村家(支家)(1万2千石)、前田土佐守家(約1万石)
加賀本多博物館の見どころ
加賀本多博物館の見どころは、鎧(よろい)、兜(かぶと)、刀、槍、弓、矢、矢立箱、具足、腹巻、馬具、薙刀(なぎなた)など、政重の武具が見れることです。
また、伊達政宗の書状をはじめ、本多家に関連する書き物も多数あります。
本多家に伝わる家宝「村雨の坪(5万石の坪)」も、マニアにとっては、大きな見どころの一つかもしれません。
加賀藩に関連する歴史や、昔の武具が好きな人にとっては、面白い観光スポットだと思います。
基本情報
【名前】加賀本多博物館
【運営】公益財団法人 藩老本多蔵品館
【住所】〒920-0963 石川県金沢市出羽町3−1
【電話】076-261-0500
【営業時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【定休日】12月~2月の毎週木曜日、年末年始(12/29~1/3)
【料金】一般400円(350円)、大学生300円(250円)、高校生以下は無料、65才以上は団体料金
※()は20名以上の団体料金
石川県立歴史博物館との共通券(常設展のみ) 一般500円、大学生400円
【アクセス】県立美術館・成巽閣バス停から徒歩2分、出羽町バス停から徒歩5分、広坂・21世紀美術館バス停から徒歩8分
【駐車場】兼六園上パーキングから徒歩5分、金沢市役所・美術館駐車場から徒歩10分
【HP】
地図
加賀本多博物館・訪問日:2019年6月17日
作成日:2019年6月19日