
金澤神社は、金沢市にある神社で、前田家の遠祖と言われる学問の神様、菅原道真が祭られています。
金澤神社は、金沢にある神社の中でも、人気がある神社で、学問向上、商売繁盛、交通安全などのご利益があるとして、多くの人がお参りに訪れます。
金澤神社の歴史は、11代藩主治脩が、藩の学校である「明倫堂」と「経武館」の鎮守として創建したことから始まりました。
金澤神社の敷地内のスポットには、金城霊沢、放生地、いぼとり石があります。
金澤神社の住所・アクセスなどは、基本情報に記載しています。
金澤神社について
金澤神社は、金沢市にある神社で、前田家の遠祖と言われる学問の神様、菅原道真(すがわらみちざね)が祭られています。
金澤神社は、前田家ゆかりの神社ということもあり、小さいながらも、金沢市内や遠方から、多くの人がお参りに訪れます。
金澤神社は、学問向上、商売繁盛、交通安全などのご利益があります。
特に、学問成就は有名で、受験シーズンには、たくさんの絵馬が掛けられます。
金澤神社の場所は、兼六園の随身坂口の目の前にあり、「県立美術館・成巽閣」バス停から徒歩30秒です。
※随身坂口の詳細はこちら↓
金澤神社の歴史
金澤神社の歴史は、11代藩主治脩が、藩の学校である明倫堂(めいりんどう)と経武館(けいぶかん)の鎮守として創建したことから始まりました。
学校建設にあたり、金澤神社に祀られたのが、学問の神様の菅原道真です。
その後、金澤神社は、12代藩主斉広が作った竹沢御殿(たけざわごてん)の鎮守になり、災難除けの神様と、商売繁盛の神様、交通安全の神様が祀られました。
江戸時代、金澤神社には、特定の日しか参拝ができなかったのですが、1872年(明治7年)に、兼六園が一般に解放されてから、自由に参拝できるようになりました。
金澤神社のご利益
金澤神社のご利益には、学問向上、商売繁盛、災難避け、交通安全があります。
金澤神社のご利益と祭られている神様は、下記の通りです。
- 学問向上 (菅原道真)
- 商売繁盛 (白阿紫稲荷大明神)
- 災難避け(白蛇竜神(はくじゃりゅうじん))
- 交通安全(琴平大明神(こんぴらだいみょうじん))
金澤神社の敷地内のスポット
金澤神社の敷地内のスポットには、金城霊沢、放生地、いぼとり石があります。
金城霊沢
金城霊沢は、金沢という名前の発祥地と呼ばれています。
その昔、山科という地(石川県山科町)に、芋堀藤五郎(いもほりとうごろう)という貧乏で善良な農民がいました。
藤五郎は、自分が持っている小判や、自分の宝物を惜しげもなくあげてしまうため、藤五郎のお嫁さんが、お金の大切さを話したそうです。
ある日、藤五郎が、金城霊沢の泉で山芋を洗っていると、洗い落とした土の中から砂金が出てきて、それから大金持ちになったそうです。
この伝説から、この泉は、「金洗いの沢」「金の沢」と呼ばれ、それから金沢になったと言われています。
金城霊沢には、湧き水が出ていて、12代藩主斉泰が、外径1.75メートル、厚さ15センチ、深さ約2メートルの1枚石を入れ、井戸にしました。
放生地
放生池は、捕獲した魚や動物を自然に放し、生き物を殺すことを戒める儀式のために作られました。
放生池には、春先から夏にかけて、ミズバショウや黄色い小さな花のコウホネなどが咲きます。
いぼとり石
いぼとり石は、「いぼ」が取れる石のことです。
いぼとり石は、縦幅が約50センチ、横幅が約25センチで、この石で「いぼ」をこすると必ず落ちる、と伝えられています。
基本情報
【住所】石川県金沢市兼六町1-3
【電話番号】076-261-0502
【アクセス】「県立美術館・成巽閣」バス停から徒歩30秒
【駐車場】兼六園上パーキング
※兼六園上パーキングから徒歩3分
地図
金澤神社・訪問日:2019年5月30日
作成日:2019年6月2日